幸福のヒント

幸福のヒント

9784479307280
先日、JAFの会報誌を読んでいると、とても印象深いことが書いてありました。

「幸福のヒント」(だいわ文庫)の著者、鴻上尚史氏がイギリスに留学していた時に、何気に見ていたガーデニングのテレビ番組で、一人の女性がペットボトルや缶詰に植えられた花々を紹介していたそうです。
「こんな物に植えて」とか「これしかなく」など恥じる言葉もまったくない彼女の姿を見ながら衝撃を受けたと書かれていました。
日本だとおそらくテレビの取材が入ると決まった段階で、ホームセンターで立派な鉢やプランターセットを買うんじゃないかと、そうしなければ恥ずかしくて見せられないと思う人が多いと感じたとも書かれていました。(私もそのうちの一人かもしれません。

庭先を紹介するその女性は、本当に幸せそうな笑顔で「花を育てることが大好き。道を歩く人に見てもらうことも」と語っており、その発言がずっと心に残って「幸福のヒント」という本を書いたそうです。
「幸福とは、結局、自分が『何を幸せだと思うか?』ということを見つけること」

多くの人がスマホを持ち、SNSなどの評価を気にすることが当たり前になってきた時代だからこそ、他人が「いいね」を押すとか、フォロワーの数が何人になったかではなくて「自分はいったい、幸福とは何だと思うんだろう」とゆっくり考え、見つけることが大切だと思うと締めくくられていました。

「幸福のヒント」の本を読んでみたくなり、近々買いに行こうかと思っています
(電子書籍であると便利なんだけど・・・)
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