よくあるご質問

  • 食後に飲む薬をもらいましたが、今は食欲がなく無理に食べると吐きそうです。
    食事をとらない場合、薬はどのようにすればいいでしょうか?
  • 食後指示の時、糖尿病治療薬は食事をしないで飲むと、低血糖になり意識不明になることがあるので、食事をとらない場合は飲まないで下さい。その他の薬は食事をとらなくても、その時間くらいに少し多めの水か白湯で飲んでください。
  • 先日、食前に飲む胃薬をもらいましたが、服用方法は正しいのでしょうか?
  • 薬にはその成分等により服用方法がさまざまです。今回処方された胃薬は食前(食前30分前)に服用するお薬です。食前に服用する胃薬には、制酸剤、消化性潰瘍治療剤、食欲増進剤、制吐剤などがあります。

    制酸剤:出過ぎた胃酸を中和することで胃内のpHを調整し、胃粘膜への刺激を抑えるので、空腹時に服用します。主な症状は、胸焼け、むかつき、胃部不快感などです。又、主な成分は水酸化マグネシウム、無水リン酸水素カルシウム、沈降炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、酸化マグネシウムなどです。

    消化性潰瘍治療剤:損傷した胃粘膜を覆って修復したり、胃の血流を増加させることにより胃粘膜の再生力を高めるので、胃の中が空っぽの状態の方が効果的です。

    食欲増進剤、制吐剤:食欲を増進させる目的又は、食べたものを吐き出したりしないように食前に服用します。

  • 薬を飲ませてすぐ吐いてしまった時はどうしたらいいですか?
  • 薬をのんですぐにはきだしてしまった場合はもう一度1回分を飲ませてあげてください。
    飲んで一定時間が経過してから吐いた場合ですと、すでに薬が吸収している可能性がありますので、次回指示通りに飲ませてあげるとよいでしょう。何度も吐くようですと別の病因や病気も考えられますので、医師に相談しましょう。
  • 漢方薬は副作用がなく安心とよく言われますが、本当に副作用はないのでしょうか?
  • 漢方薬による副作用も報告されています。 正しく証に合わせて用いられていれば確かに副作用も無く安全といえますが、証を間違えて飲めば副作用を起こすことも少なくないので診断には注意が必要です。漢方薬の副作用としては、食欲不振、胃部不快、下痢などの胃腸症状、しびれやめまいなどが報告されていますが、通常はその薬を飲むのをやめれば治ります。

    ※「証」とは、患者様の病状を 陰陽・虚実・気血水など総合的にとらえた診断のことです。

  • 他の病気で薬を飲んでいる人が漢方薬を飲んでもよいのでしょうか?
  • 漢方薬を併用しても大丈夫ですが、長期に飲む場合は注意が必要です。塩酸エフェドリン系統の薬を飲んでいる人は風邪などで葛根湯などを飲むと、エフェドリン量が増えて動悸や息切れなどの副作用が出やすくなります。循環器系の病気がある人は慎重に服用する必要があります。また甘草は、長期連用すると浮腫(むくみ)がでたり、血圧が上がったりすることがあります。医師または薬剤師に服用中の薬をはっきりと伝えましょう。
  • 普段以上に多くの薬を飲んでいる人が、本当に必要な薬を飲むときに、薬の効き目が悪くなることがありますか?
  • 1) 一部の薬(抗生物質など)にはそのようなことがあります。漫然と飲まないようにしましょう。

    2) 多くの薬を併用すると、薬が互いに作用しあって効き目が強くなったり弱くなったりすることがありますので、飲み合わせについては医師、薬剤師にご相談ください。
  • 睡眠導入剤を毎日服用していますが癖にならないでしょうか?
  • 薬物依存になってしまい、服用しだすと一生服用しないといけないのではと不安になる気持ちは理解できます。しかし、担当の医師の指示にしたがって服用すれば最近の睡眠導入剤は安全な薬で、きちんと飲むことで睡眠のリズムを整えられ心地よい睡眠を得ることができますので長期間のんでも問題がありません。症状が改善すれば、徐々に飲む量を減らしていくことで最後には中止することも出来ますので、くれぐれも自分勝手に中止するのはおやめください。なお、服用中に困った症状が現れた場合は、担当の医師・薬剤師に相談してください。
  • 何種類もの薬を飲んでいますが副作用が心配です。
  • 今までに副作用が出た経験があればそのことを医師か薬剤師に伝えてください。原因となった薬の名前、症状などできるだけ詳しく話してください。 定期的に受診し薬を正しく使うことによって万が一、副作用が出た場合でも最小限にくいとめることができます。

    注意が必要なのはあちこちの病院で薬をもらっていたり、置き薬や薬局の薬を医師や薬剤師に話をせずに飲んでいる場合です。薬が重複していることがあります。一度全部の薬を医師か薬剤師に見てもらうとよいでしょう。こんなときに「かかりつけ薬局」があると便利です。
  • お年寄りが薬を飲むときにはどんなことに気をつけたらよいでしょうか?
  • 注意点としては次のようなことが考えられます。

    1) 粉薬と錠剤は別に飲む。

    2) 喉につかえないよう何回かにわけて飲む。

    3) 薬と一緒に飲む水の量を多くする。

    また、お年寄りでは腎臓や肝臓のはたらきが弱くなり、うまく薬が処理できず、予期せぬ副作用が起きることがあります。

    薬の種類も多くなりがちなため、思わぬ薬の相互作用を引き起こす可能性も高くなります。薬の効き方も一人一人違いますので、普段と違う症状がでたら勝手に飲むのをやめたり、増やしたりしないで、医師・薬剤師に相談して下さい。

  • 高血圧のお薬にはどんな種類がありますか?知人と一緒に診てもらっていますが薬が違います。
  • 高血圧症の方に投与されるおくすりには、次のような種類の薬があります。

    1) 降圧利尿剤:尿量を増加して食塩を排出して血圧を下げる。

    2) 交感神経抑制剤:神経の過度な刺激をやわらげて血圧を下げる

    3) 血管を直接拡張して血圧を下げる

    4) アンジオテンシン変換酵素阻害剤:体内の血圧を上げる物質の生成を抑制して血圧を下げる
    投与する薬はそれぞれの患者さんの病態、体質、他に持っている病気、生活環境、薬に対する感受性、副作用の有無などによって使いわけられますので、同じ高血圧症でも薬の種類と数がそれぞれ違います。

  • 子供に粉薬を飲ませるにはどうしたらいいでしょうか?
  • 少量の水で練った薬をきれいに洗った指先につけ、お子様のあごや頬の内側に塗りつけ、すぐに水やぬるま湯などを飲ませます。その他、服用直前にお子様の好きな甘いものや冷たいものに、薬を混ぜるのも一つの方法です。

    ただし、混ぜたものは保存しないで下さい。ミルクに混ぜて飲ませると味が変わり、ミルクを嫌うことがありますので注意してください。
  • 舌下錠ってどんなお薬ですか?他のお薬のように飲み込んでも大丈夫ですか?
  • 舌下錠は、字のごとく、舌の下または、歯茎と頬の間で溶かすので、よく溶けるよう工夫されたお薬で、口腔内の粘膜から吸収されて、血管に入り全身に運ばれ作用する為、即効性がある薬です。代表的なお薬である狭心症の発作時に使うニトログリセリン(この薬は心臓への栄養や酸素を送る冠血管をひろげます)の効果は舌下錠服用後、通常1~2分後に現れ、5分後に最高血中濃度に達します。もし、このお薬を飲み込んでしまった場合、肝臓でほとんど代謝されてしまう為、全く効果が期待できませんので、発作時は、更に1錠を舌下に服用してください。

    その他のお薬でも飲み込んだ場合、薬が胃で分解されたり、肝臓で代謝されてしまい、お薬によっては効果がなくなったり、効果が現れるのに時間がかかってしまう場合があります。

    また、口の中が乾いている時に、舌下錠を服用する場合は、水を少し含んで舌を湿らした後、舌の下においてください。なお、服用中に困ったことが現れた場合は、担当の医師・薬剤師の相談してください。
  • うがい薬を使用した後、水で口をすすいでもいいですか?
  • 口を漱ぐと薬が洗い流されて効果が少なくなります。やめた方がいいでしょう。口の中に付着する薬は少量ですので飲み込んでも大丈夫です。
  • 冷湿布と温湿布の違いを教えて下さい。
  • 冷湿布は冷やすことにより、痛みや炎症を取り除きます。

    温湿布は温めることによって血行がよくなり痛みや炎症を取り除きます。

    トウガラシエキスの入っている温湿布ははがしてすぐに風呂に入るとヒリヒリするので、入る1時間くらい前にはがすようにして下さい。またどの湿布薬も風呂あがりは水気をよくふいてからはるようにしてください。
  • 顔に薬を塗った後で、化粧をしてもよいのでしょうか?
  • 顔に炎症、ニキビがあるときは化粧はやめましょう。

    1) 化粧により皮膚呼吸が悪くなり症状が悪化します。

    2) 塗り薬と化粧品が反応して有害物質ができます。

    3) ステロイドを含んだ塗り薬を化粧の下地に使うと、皮膚炎が生じることがあります。

    などの理由からです。

  • 喘息の吸入薬はどのように使えばいいですか?
  • 喘息の吸入薬は発作を起こさないように予防する長期管理薬と発作を鎮える発作治療薬に分けられます。

    ● 長期管理薬(ステロイド薬・抗アレルギー薬・長時間作用気管支拡張剤)

    1) 医師の指示どおり毎日規則正しく使用してください。

    2) 発作がなくなっても自分の判断で薬を中止したり、量を増減したりしないで下さい。

    3) 抗アレルギー薬などの吸入が困難な場合は、まず気管支拡張剤の吸入を行い、直後に抗アレルギー薬の吸入を行うとよいでしょう。

    ● 発作治療薬:短時間作用気管支拡張剤

    1) 発作時に決められた回数を吸入してください。

    2) 一度に行う吸入は2吸入を限度にしてください。続けて使用する場合でも4~6時間の間隔をあけてください。過度の使用は心臓に負担をかけ、危険です。

  • 眼科で複数の目薬が処方されました。正しい使い方を教えて下さい。
  • 特に医師から指示が出ている場合は、それに従ってください。

    その他の目薬は、基本的に次の順に点眼したほうがいいでしょう。

    1) 水性点眼剤(用時溶解点眼剤)→ 懸濁性点眼剤 → 油性点眼剤 → 眼軟膏 の順番に点眼します。
    (懸濁性点眼剤は水に溶けにくく吸収されにくいため。眼軟膏は水性点眼剤をはじくため。)

    2) できればよく効かせたい方を後に点眼します。

    最初に点眼した目薬が、流れ出てしまわないように5分程度の間隔をあけて点眼するようにして下さい。

  • 目薬を点眼するとき、コンタクトレンズはつけたままでいいのでしょうか?
  • ハードレンズの場合はつけたまま点眼しても大丈夫ですが、ソフトレンズの場合は目薬に含まれている防腐剤がレンズに吸着され、角膜に炎症を起こしたりする可能性もあります。防腐剤を含まない目薬以外はレンズを外してから点眼し、点眼後5分以上の間隔をあけて装着することが望ましいでしょう。
  • 眼軟膏の塗り方を教えて下さい。
  • 手をきれいに洗い、下まぶたを軽く引き、軟膏をチューブから出して下まぶたの内側にそってつけて下さい。その後、目を閉じて2~3回マッサージします。チューブの先端が、まつげやまぶたに触れないように注意してください。

    清潔なガラス棒に薬をつけて、同じ様に下まぶたを引き、内側に当てる方法もあります。
    眼軟膏を塗布するとはじめはぼんやりしますがしばらくすると治ります。
  • 子供にはどのようにして点眼すればよいのでしょうか?
  • 子供がいやがらない方法を工夫し恐怖心をもたせないようにしたいものです。泣いているのに無理に使用しても、涙と一緒に薬が流れてしまって効果がありません。眠っている間に使用することもよいでしょう。

    例 1) 馬乗り法

    子供の両手を脇につけて寝かせ、腹の上にまたがります。太ももとひざで子供の動きを抑えたら、両手首で子供の頭を固定し、同時に左手でまぶたを開き点眼します。

    例 2) プロレス形法

    子供の両手を伸ばして寝かせ、子供の腕を足下におき、太ももと膝で子供の頭を押さえて下さい。次に左手でまぶたを開き点眼します。

  • 点耳薬の使い方を教えて下さい。
  • 始めに手のひらで薬瓶を握って2~3分温めてください。冷えた薬液をそのまま点耳すると「めまい」を起こすことがあります。薬を入れる耳を上にして横向きに寝て、指示された滴数を耳のなかに入れて、5分くらいはそのままジッとしていて下さい。できれば他の人に入れてもらったほうがいいでしょう。
  • 坐薬は、どれくらいで効き始めますか?効き目は何時間ぐらい続きますか?
  • 坐薬には、熱を下げ痛みをとるもの、吐き気を抑えるもの、抗生物質などいろいろな種類があります。挿入後体温ですこしずつ溶け、効果を発揮します。だいたい15~30分で効き目が現れ、4~6時間は持続します。
  • 坐薬を入れたら便と一緒にでてしまったが、どうしたらよいか?
  • 挿入時の刺激で便意をもよおすことがあります。排便を済ませてから使用するのが望ましいのですが。

    もし出てしまった場合

    1) 挿入後何分くらいで出たか?

    2) 坐薬の形はどれくらい残っているか?

    を確認しましょう。
    入れてすぐに出た時は新しいものを再度使ってよい場合もあります。30分程度体内にあった場合は効果が現れることが期待できます。主治医に確認しておくのもよいでしょう。

  • 坐薬を1/2個使うように言われました。どうしたらよいのでしょうか?
  • 坐薬を包装から出さずに、包装のままナイフかカッターで半分になるよう斜めに切断します。上部の方を使用する場合、上の太い部分から挿入して下さい。 残りの半分は細い方から挿入しますが、とがったところを手で暖めて丸みをもたせると使いやすくなります。

    残りの坐薬はラップなどで包んで冷蔵庫で保存し、2~3日使わなければ捨てるようにして下さい。
  • 解熱剤と吐き気止めの坐薬をもらいましたが、一度に使用してもよいでしょうか?
  • この場合一度に挿入しても効果に問題はありません。しかし、そのことが刺激となって排便をもよおし、せっかく挿入した坐薬が出てしまうこともあるので、時間をずらして入れたほうがよいでしょう。坐薬は30分から1時間で吸収されるのでそのくらいの間隔をおいて使用すればよいでしょう。 特に子供さんの場合は高熱時には熱性けいれんを起こすことがあるので、まず解熱剤を使用し、熱を下げてから吐き気止めの坐薬を使ったほうがよいでしょう。
  • 日常で血圧を上げない工夫は?
  • 1) 食事のコントロール(塩分、脂肪、アルコールを控える)

    2) 体重のコントロール

    3) 規則正しい生活

    4) ストレスを避ける

    5) 寒暖の差、熱い風呂に注意

    6) 禁煙

    7) 軽い運動

    8) 便秘にならないようにする
  • 風邪の予防方法を教えて下さい。
  • 1) うがい・手洗いをしましょう
    人混みに入った時や、外出後のうがい・手洗いはいろいろな病原微生物を洗い落とすのに役立ちます。

    2)
    人混みを避けましょう

    3)
    体を冷やさないようにしましょう

    湯上がり後の薄着、寝冷えに注意しましょう。加湿器等で部屋の湿度を上げることもお勧めします。

    4)
    抵抗力をつけましょう

    無理をしないで、十分な睡眠をとり、栄養のバランスを考慮した食事など規則正しい生活をしましょう。

  • やけどした場合の応急措置を教えて下さい。
  • とにかく冷やすことと感染を防ぐことが重要です。

    1) 水道水を流しっぱなしにして30分程度冷やす。(乳幼児の場合は体温が下がりすぎることに注意する)

    2) 冷やしにくい場所ならぬれたタオルで患部を冷やす。

    3) ぬれたタオルなどにくるみさらに水をかける。

    4) 衣服が肌についた場合は付着したまま流水で冷やす。メガネ、指輪、時計などは肌に張り付いてしまうので外す。

    5) 水泡は破らず、タオルなどでくるんだまま医師のもとへ運ぶ。

    6) 低温やけどの場合は冷やしても意味がない。医師の診察を受ける。

CHECK POINT

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