目薬の常識・非常識—-正しい目薬の使い方を知りましょう—-
眼が疲れた、充血する、少しかゆいな、などの症状が現れたとき、町の薬局で目薬を買って差したり、置き薬の目薬を差したりする機会は、意外と多いものです。
しかし、ちょっと待ってください。目薬の使い方ぐらい教えてもらわなくても大丈夫と思っていませんか?
まず、一番多い勘違いが、目薬を差したらすぐに、眼に液をいきわたらせるようにパチパチ瞬きすることです。
後は、寝る前に差してはいけないとか、目玉の真ん中に差さないといけないなどなど・・・。これらは、みんな間違いです。
では、これから正しい目薬の差し方をお話いたします。
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顔は天井に向けて、人差し指と親指で上下のまぶたを開きます。
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目薬の先が眼やまつげに触れないようにし、1回1滴、ポトンと落とします。
(その時、目の真ん中に入らなくても問題ありません) -
目薬が確実に入ったら、すぐに眼を静かに閉じます。
(瞬きはしないこと!) -
出来ればこのとき、指で目頭を押さえると、液が口に廻らなくて、苦みを感じることが少なくなります。
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1~3分目を閉じ、目頭押さえをしてもらうと完璧で正しい効果がでます。
市販の目薬を開封したら3ヶ月、医科向けの1部を除いて1ヶ月が有効期限です。古い目薬を使うと、かえって眼に良くないので注意しましょう。
また2種類以上の目薬を同時に使う場合は、最低5分は間を空けて使ってください。すぐに続けると最初の目薬が押し出されてしまいます。
最近の目薬は、つけてすぐに寝てもいいものがほとんどです。不安があれば、医師や薬剤師に遠慮せずに聞いて下さいね。